おそろしや何が無難か分からない

◎「おそろしや 何が無難か 分からない」


この記事は、昨日の続きであります。
外国の方のシャツが、佐川急便の制服に似ていた、との件。
中途半端で申し訳なかったです。


ちょっと前にここで紹介した「せやし だし巻 京育ち」に、
「こんな着物が欲しい」と娘が言うのでその雑誌のページを見たら、
色町の玄人が着る色柄だった、とのエピソードがあった。

佐川急便の件は、国や民族による異文化である。
これは、時代や世代の差による異文化。
どちらも笑えるようで、笑ってよいのかどうか、分からない。


イスラム教国に滞在していた時のこと。
日本の女子の大学生と、ちょっと会う機会があった。

彼女は、露出が多くて、胸が強調される服を着て、
タバコを吸っていた。
ま、日本でなら、問題視される程のファッションではない。

しかし当地では、「私は娼婦です」と宣言しているのと同じだ。
初対面だったから注意も出来ず、参ったな、と頭を抱えた。

当時、私は寮のような施設を借りて寝泊まりしていたのだが、
その晩には、もう皆に噂が広まっていた。
「園橋が、売春婦と・・・」
一応、笑い話にしておいたけど。


他人のことをとやかく書いているが、
恐らく自分も気付かないまま、
似た様な事をやらかしているのだろう。
無難、無難、をモットーにはしているが。

ただ一方で、気付かない幸せってのもある。
世の中、考え過ぎていては、出来ないことがたくさんあるし、
何ともまあ難しい。


◎「完璧な 無難求める のも野望」