須田郡司「日本の聖なる石を訪ねて」





時々、
図書館で巨樹古木の写真集や本を借りて来て、眺めている。
それと同じ感覚で、石や岩の本も面白いかもと、
この本を手に取り読ませてもらった。

全体の内容の紹介は、省略します。

個人的な興味は、
第1章の哲学者・宗教学者鎌田東二氏との対談。
いきなり「白幽子巌居跡」が出てきて、私はビックリ。

宗教学者と、世界中の聖なる石や巨石を撮影してきた写真家が、
私がよく知っている場所について、
熱く語り合って共感し合っておるのです。

鎌田「(前略)あれが突然目の前に現れたものですから、驚きました。
実際に行ってみて、どうでしたか。パワーを感じましたか」

須田「感じましたね。すごいと思いました」


本ブログは、私が京都在住の頃にはじめました。
こんな記事を書いてます。

何十回も行った私ですが、パワーは・・・感じなかったぁ!
「すごい」と思ったことも、、、自慢じゃないが皆無!!

聖なるものを見る目も、感じる心も、
不足してるんだなあ・・・ホンマ、改めてナサケナイ。

そして更にナサケナイ事に、本書を読んだ途端、
「そう言われるとパワーがあったような気がする」
と感じ始めている付和雷同の自分がおります。


振り返れば、人生でいったい私の目は、
どれほどの素晴らしいモノを見逃して来たのだろう。

大抵の見逃しには、自分でももう驚かないのだが、
「白幽子巌居跡」には、マイッタな。
かなり身近な存在であっただけに。