銀匙など、最近の読書





もう今さらこの作品を誉めても仕方ないのだが、
またも舌を巻いてしまった。
素晴らしい出来。

感心した内容・部分は数多くあるが、
第9巻に唐突に出てきたロシア人姉については心底驚いた。
てっきり荒唐無稽なギャグだと思っていたのだが、
彼女がエゾノーを見学する事で、世界観が一変。
伏線だったとは・・・!

あとやっぱり最後の「肩をあたためる」は、
作品世界にのめり込んでいる身としては嬉しかった。

文句なしに星5つ。☆☆☆☆☆





私はラジオ好きである。
東京で彼のラジオパーソナリティーとしての高評価は知っているが、
関西にいては聞く事が出来ない。

このエッセイ集を読んで、
その魅力がちょっと分かるような気がしました。

正直、軽く読めて、自分の中に何も残らなかった。
でもそれはきっと私がファンではないからだろう。
関東圏に住む事があったら、
彼のラジオをきっと聴こうと思った。
それが本書の収穫。

星3つ。☆☆☆





旅行本は、何も考えずに読めるのが嬉しい。
はっきり言って中途半端な内容だと思うのだが、
この手の本に充実した読後感をそもそも求めてないのだし。

本書の残念は、地図が載ってないこと。
その分、想像が膨らまなかった。

ちょっと辛めに星2つ。☆☆