路傍の字億と見られて仏顔
◎「路傍の字 億と見られて 仏顔」
写真は、京街道にある奈良と野崎への道標。
古いものだろうと思えます。
当時、漢字を読めない人のための平仮名なのかな?
この平仮名、いい字だなあって、
こんな表情のある字を書けたらいいなあって、
見惚れてしまいます。
街道歩きの際には急いでいたから写しておいただけだったが、
改めて眺めると、とても心がなごみます。
それにしても石に、
どうやってこんな滑らかに刻めるんだろう?
記号としての字を、だらしなく書くだけの私は、
こんな永い命を持つ平仮名に会うだけで、
出掛けた価値があるというものです。
◎「本物の 字に会いたくて 古街道」
◎「好きな字は 刻むつもりで 書いてみる」