古墳ブームがほんまに来てるんか?






この春くらいから古墳を巡ってみたり、
本を読んでみたりして、
私の中にはミニ古墳ブームが来ているようです。

本ムックは、それとともに、松木先生の著作にも興味があったので、
借りて来て眺めさせてもらいました。

関西人ですから、著名な古墳の多くは日帰りで行けるのですが、
日本各地にはまだまだ面白い場所があると思うと、
先々も含めて楽しみが広がりました。

星4つです。☆☆☆☆



ところで、もしかしたら今、
世間的にも本当に古墳ブームが来ているのでしょうや?

このムックが出版されたのも今年だし、
他にも、”まりこふん”という女性の方の書かれた本が、
つい最近、立て続けに出されたようです。

それまで、オッサン連中の限られた趣味世界だった分野に、
突然、若い女性による進出が目に付くようになると、
「ブームなのか?」と思ってしまう。


私はオグリキャップの頃に競馬を始めた人間です。
あの頃も、急に競馬場に女性客が増え、
競馬ブームと呼ばれました。

「山ガール」だとか、「歴女」だとか、落語とか、
似たような構図で急にブームと呼ばれるようになり、
おっさん連は戸惑ったり、喜んだりしている訳です。


でも、元々、自分が趣味として長く楽しんできた分野に、
若い女の子が流入してくるのは気分の良いものだろうが、
オッサンである自分が急に楽しみ始めたのが、
世間的なブームと同じ時期ってのはちょっと悔しい。
ミーハーであるのを恥ずかしがる年齢でないのは自認してるけど。

競馬の場合、空前のブームと自分の競馬歴が重なるのが、
ちょっぴり嫌だった時期があります。
ただ、世間のブームが去り、オチメになった際にも、
馬券買いはやめませんでした。
だから今、胸を張って競馬ファンであると公言できます。
馬券ベタなのに、長くやっているのが自慢なのです。

ブームに乗って何かを始めるのは悪いことではないけれど、
ブームが去った際に同じようにやめてしまうのは恥ずかしい。
その美学は、出来る限り貫きたいと思う。

さて、古墳に関しては、今後どうなりますやら?