残したいものが残らぬこの世間




◎「残したい ものが残らぬ この世間 
消したいものは 消せぬ辛さよ」



とある昭和の作家の本を借りようと思ったら、
市立図書館になく、
「へえ!」と思ったのが先週でした。

代わりに借りて来た随筆集を見ると、
他人や自分の作品が将来残るかどうかを
推論されている個所があって、
興味深かったです。

有能な作家であっても、
自分のどの作品が長く生き残るのか、
分からないものなのですね。


偉大な作家と比べる訳ではないですが・・・


数か月前から、
このYahoo Blogの「アクセス解析」で、
自分の記事のどれが読まれているかが、
分かるようになった。

正直、かなり驚いている。

記憶にほとんど残っていない数年前の文章が、
繰り返しアクセスされている!

しかも、大したことは書いてないのだ。
大したことを書いてないのは、
どの記事の同じだとつっこまれそうだが、
独自の知見や発想で書いたものでないとの意味です。
オリジナリティはほぼありません。

「タールと羽」とか、
「『めくる』『まくる』の違い」とか、
「ワンカップのラベルの裏」とか
「すすき売り」・・・

辞書を引いた感想だけの文章だったりするんだ。
今でも読まれてるってのは、
ほんと意外としか言いようがない。

検索エンジンのせいなんだろうなあ。
我が記事に辿り着いてしまって、
ガッカリさせているんだろうなあ。
舌打ちが聞こえてきそうです。

消したいとは思わないが、
来てしまった方に申し訳ない気持ち。
なんとかならんか?