マダニに噛まれた!




◎すぐには気付きませんでした

どうやら、フタトゲチマダニの様です。
写真も撮りましたが、気味悪いですから載せません。

ご存知の方も多いでしょうが、
数年前から問題になりマスコミでも取り上げられた、
SFTSウイルスという恐ろしい物を媒介する奴です。

発病すると、致死率10-30%

噛まれたのを発見したとき、
気の小さいビビりの私は「死ぬんか?」と思いました。
「遺書はどうしよう」とか。

潜伏期間は6-14日、とのこと。

噛まれてからずっと、
恐る恐る様子見してました。

頭痛の日はあったけど、
発熱などの他の症状は出ず、
急に馬券が当りだすとかの嬉しい症状もなく、
普段通りの五月後半でありました。

医者に行ってないので自己判断ですが、
14日+数日が経ったので、
勝手に安全宣言をしちゃいます。

ウイルスを持たぬマダニだったのか、
持ってたけど感染させる程の量が
体内に入らなかったのか、
単純に白血球の勝利だったのか。

とにかくまあ、ヨカッタです。

我が体内で、ウイルス達が潜伏期間の新記録を狙ってる、
なんて事がありませんように。


◎どうやって?

それにしても、いつ、どうやって、噛まれたんだろう?
これがワカランのだ。

山から家に連れて帰ってしまって、
それがどうにかして我が皮膚に辿り着いたのか。
ズボンに付いていたのか、リュックだったのか?

山で付いたのではなく、
犬の散歩が多い公園や道端の雑草から、
の可能性もありますけど。


◎油断

活動期間は5-10月。

昨年の夏あたりは、結構、私も注意してましたが、
五月中旬の時点では、完全に忘れていました。

でも、長袖長ズボンで、皮膚露出はほぼしてなかった。

油断してたと言われればしていたが、
これ以上、どう気をつける?

厄介だなあって痛感。


◎反省点

自分でマダニを取ってしまったことは反省してます。
教科書的には、皮膚科など医者で取ってもらうべき。

ちょうど腰のズボンのベルト付近、
下着のゴムが当る場所に付いていました。

トイレで用を足そうとズボンを下げた時に発見。

その際、ぶらーんと取れかけている様に見えたので、
「自分で」と思ったのです。

しかし、意外にしっかりと口の部分が食い込んでいました。
シマッタとは思ったけれど、
中途半端にやめるよりはと最後まで力を入れました。

引っぺがしても、まだ生きていたので、
上手いこと取れたのでしょう。

ちなみに、潰して殺しましたが、
血は吸われてませんでした。

ただ後で調べると、
力づくで外すと、
余計にウイルスが体内に入っちゃう可能性があるらしい。

私は、二十数年前に、タバコの火を使うなどの、
マダニ外しの方法を幾つか教えてもらいましたが、
本当はあまりよくないようですね。


◎医者

しかし、皮膚科などで取ってもらうにしても、
私が使う医院は土日休診。

例えば、金曜日の夜に噛まれたのに気付いたら、
月曜日の朝まで待つべきなのだろうか?

ま、ここは一応都会だから、
休日でもやってる所はある。

しかし、マダニ被害は地方の方が可能性は高い。
近くにやっている病院が無い場合でも、
自分で取るべきではないのだろうか?

また、夜間土日診療を市役所近くでやってるけど、
マダニとそのウイルスなんてマイナーな事象にも、
きちんと対応してくれるんかなあ?

私なんかオッサンだからどうでもいいけれど、
例えば、小さな子供が噛まれたら、
救急車を呼んでもいいのだろうか?


◎正しく恐れる、ということ

全ての病気やケガについて、
最も大切なのは「正しく恐れる」こと。

しかし、いろいろ調べた結果、
このマダニとSFTSウイルスについては、
まだまだ分かってないことが多いらしい。

某サイトなど、信用できる情報が出ているのだが、
ウイルスの恐ろしさを列挙した揚句、
「噛まれないように気をつけましょう」と結ばれている。

噛まれてしまった人間としては、
これではどうしてよいのか分からない。

もっともっとデータの蓄積が必要な段階なんでしょうね。
そう言う意味でも、私は医者に行って、
自らのデータを提出するべきだったのかな?

ホッとしつつ、やっぱり反省、なのです。