毒蛇



アウトドア系の本には、
こんな事が書いてあったりします。

噛まれてしまった時、
病院で何に噛まれたかを伝えた方がよいので、
マムシとヤマカガシは見分けられるようにしておこう、と。


ところが、ヘビが好きで、
彼らに会うために山に出掛ける人ならともかく、
普通に登山道などを歩く私にとって、
ヘビに遭遇する回数は年間で5回あるかないか。

しかも、人間に気付いたらすぐに逃げる奴が多く、
観察する暇を与えてくれません。
写真だってなかなか撮らせてはくれない。

だから、知識はネットや本で多く得られるが、
実地での「勘」はほとんど磨けていない。

一見で、「○○ヘビだ!」って自信を持って言えるのは、
縞模様が明瞭に見えているシマヘビくらい。
その縞模様も明瞭さがイマイチだと、
アオダイショウかどうか迷ってしまいます。

マムシは、割合、分かりやすい方だけど、
アオダイショウの幼蛇の写真を見てしまうと、
自信は揺らぎます。

詳しい人が羨ましいです。


で、先のお盆の某日、山道でヘビに遭遇。

イメージ 1


すぐ逃げられたので、
こんな写真しか撮れませんでした。

ヤマカガシだと思うんだけどなあ・・・

ヤマカガシだとしたら、私は初見です。
十年以上山歩きをしてて、まだ見たことなかった。

でも、ネットで検索し、
ヤマカガシの写真を数多く見せて頂きましたが、
見れば見るほど、分からなくなる。
変異が多すぎるよ。

そして、自分の不明瞭な写真。
ようワカランが、たぶん・・・としか言いようがない。


マムシとヤマカガシは見分けられるように」か。

見分けられる人って、どれくらいいるんだろう?

噛まれるほど近づけば、
遭遇経験の少ないワタシでも、
分かるんじゃないかとは思うが、自信はない。

現実には難しい事を、
さも簡単そうに無責任に書くのが、
ハウツー本なんですかねえ。