コナラの樹液酒場
実のところ、
自然系の記事ネタが渋滞しております。
これも先週には書いとかなきゃならんかった。
今月初めの「11月のスズメバチ」の続編です。
この記事で使った写真を、もう一度。
たくさんのスズメバチが群がってますが、
10月中旬には、もっと数多く集まっていて、
興奮状態のハチもいて怖かったです。
恐ろしすぎて、写真は撮れず。
それが、11月に入ると、
数が減ってこの写真の通り。
興奮しているハチはおらず、
写真も安心して撮ることが出来ました。
ここからが、今回の観察。
11月の中旬になると、
コナラは樹液を盛大に出して泡を吹いているけど、
スズメバチは一匹だけ。
私はこの一匹に気付かずに近づき、
ビックリさせられました。
この木を見て思った一件。
前回の記事では、
周囲にコナラの樹はいくらでもあり、
樹液を出しているのもあるけど、
この木にばかりハチが集まっているのが不思議、
と書きました。
しかし、実は逆なのかも知れません。
盛大に泡を出している部分は、
ナラ枯れの原因であるカシノナガキクイムシが、
穴を開けたのでは無さそうなのです。
下に木くずが落ちている様子はなかった。
むしろ、スズメバチが、
樹液が出るように樹皮を齧ったのでは?
つまり、
樹液が出ているからスズメバチが集まると言うより、
スズメバチが来たから樹液が大量に出ているのでは?
考えてみれば、
スズメバチは樹皮などを材料に巣を作るのだし、
樹液が出るように穴を開けるのは容易なはず。
コナラの樹液について検索してみると、
木に詳しい方よりも、
またスズメバチに詳しい方よりも、
カブトムシなどの採集をされている方の
情報がたくさんありました。
それぞれ書かれている内容の信頼度は不明ですが、
季節は異なるものの、
スズメバチがやって来て、
樹液が出たとの観察記録もありました。
だとしても、何故一本の木に集中攻撃するのかなど、
疑問点は残りますが、
ちょっとだけ理解が一歩進んだのかも。
次の観察は、来年になっちゃいますけどね。