ベニシジミ



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先月、某所で植物の写真をゴソゴソ撮っていると、
小さな男の子が近づいてきた。
小学校に入る前くらいの年齢。

後には、若くて穏やかな表情をされた美ママさんも。

「何してるん?」

その子に尋ねられたので、
身近な植物を写していると返事をしたら、
ちょっとガッカリしちゃった様子。

ママさんが私に言うには、
その子は昆虫に興味を持ちだしたところで、
探しに出てきたものの、
なかなか見つからずにいるのだそうだ。
(お目当ての虫の名前は失念)

ママさんも、虫のことは分からない。
そこで、「あのオッチャンに聞いてみ」となったらしいが、
私も昆虫の知識は皆無に等しいから、
どうしようもない。

「ごめんね~」と言って、別れた。


あれから何週間か経ち、
勇気を出して見知らぬオッサンに声をかけてきた子供の、
何の役にも立ってあげられなかった事が、
私には心残りなのである。

だから柄にもなくトンボの写真を撮って、
同定に苦しんだりしている訳なのだが・・・

子供に尋ねられて、
何でも答えられるようになるには、
20年くらいかかるだろうなあ。


写真はベニシジミ
この程度の同定も、私には時間がかかる。

今、私が欲しいものは、
ドラえもんの「暗記パン」だ。