ヤマガラ
この正月、近所の低山をぶらつく中で、
何度かヤマガラに出会った。
近づき過ぎれば逃げられるし、
動きの素早い連中であるから、
ちゃんとした写真を私などが撮れるはずはないが、
一応、カメラを向けてみましたです。
で、しばらく、彼らの姿を追っていて、
「あれ!?」
と、感じさせられました。
上手く表現は出来ないのですけど・・・
ヤマガラというと、
Wikipedia等によれば、
おみくじ引きなどの芸がかつてはあったそうだ。
1980年代頃までとあるから、
私の子供時代もあったことになるが、
見た記憶がないのは残念であります。
で、ちょっと不思議なのは、
なぜヤマガラだったのか、ということ。
「学習能力が高いため芸を仕込むこともでき」
と、ありますね。
他の野鳥と比べて、特に知能が高いのだろうか?
いや、もしかしたら「バカ」だから、
一つ覚えで芸を見せてくれるのだろうか?
単に、人間に対して従順ということなのだろうか?
山歩き等で出会っても、
普通の珍しくもない野鳥にしか見えないのだが、
何かしら秘めたる物を持っていると知ると、
俄然、興味の湧いてくる鳥であります。
さて、正月に出会ったヤマガラですが、
周囲にはシジュウカラも数羽いて、
サザンカの花の近くで地鳴きしながら
枝から枝へ飛び交っていました。
シジュウカラにカメラを向けると、
面倒くさそうに、
「つまらんことすんな!」てな感じで、
逃げてしまいます。
それに比べるとヤマガラは、
ちょっとこちらに好奇心を見せてくれるような気がしました。
近づき過ぎれば逃げてしまうのは同じだけど、
距離さえ保っていれば、
こちらを興味を持って見ているような感じ。
先入観を持つ私の思い込みに過ぎないかも知れないけど、
何かがシジュウカラとは違いました。
その「何か」が、
芸を覚えるかどうかに関わってくるのかどうか、
よくは分かりません。
しかし、野鳥ってのは、
知れば知るほど、見れば見るほど、面白いもんですね。
そして、何よりもカワイイ。
素人中の素人である私にとって、
白地図の中をさまよい歩くような感覚で、
とっても新鮮です。
これも観察を継続していきたい。