夢を前に筏はいつも未完成



◎「夢を前に 筏はいつも 未完成」



昨年、「切手のないおくりもの」という曲を探す中で、
WANIMAのカヴァーに出会いました。

以来、彼らの曲を注目して時々聴いていたのですが、
紅白にも出ちゃったりして、
「超」がつく大物なんだなと改めて認識。
よく知らなかった自分を恥じております。


で、先週末だったか、
ラジオで彼らの新曲「シグナル」がかかりました。

結局、私の間違いなんですけど・・・・

「未完成の 筏(いかだ)並べて」

と聴こえてしまって、
アホな自分は勝手に感動してしまったんです。

正しくは「未完成でいい 肩並べて」。

二回目に同じ部分が流れた時には、
聴き違いに気付いたのですが、
筏のイメージが脳裏に焼き付いてしまって、
どうにも消す事が出来ませぬ。


考えてみりゃ、聴き違いってことは、
ワタシの創作とも開き直っていいんですよね。

子供の頃、筏を並べて冒険に出るという物語やマンガを、
たくさん読んだ記憶があります。
そんな遠い昔の夢が蘇ってきちゃいました。

筏って、どこか未知の世界に行くための物と言うより、
無人島などから帰ってくるための冒険の道具の場合が多い。
ただ帰還するのではなく、成長して大きくなって、
帰ってくるための道具。

「未完成の筏」

オッサンの私からすると、
不思議な郷愁に包み込んでくれる言葉であります。