ああ、ビルが建つビルが建つ。僕のビルではないけれど



近所に、新築マンションが出来た。

エントランスや横の新しい広場に、
既に植木も植栽されている。

まだ近づくべきではなさそうだし、
落葉樹は判断がつかぬのばかりだが、
シマトネリコ常緑ヤマボウシが目につきます。
低木の植え込みは、ヒラドツツジ系。

「ふーん、つまらん」

と心の中で呟きながら、傲慢な私は横を通り過ぎる。


こういう新しいビル近辺に植える木の選定って、
誰がどうやっているのでしょう?

シマトネリコ常緑ヤマボウシという選択は、
「最近の流行り」「無難」という感じが強く、
適当に造園業者に任せた結果なのかな、と想像します。

業者さんも、コスト重視で決めたのではないか、と。


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さて、写真は、
ビバーナム・ダビディという低木(だと思う)。

別の某ビル前に植えられています。
私は初見でしたので、
調べるのに少し苦労しました。

珍しいという程ではないらしいが、
よく見かける木でないのは確か。

同じ場所には、ブラシノキっぽいけど、
ブラシノキではなさそうな小高木も植えられています。

素人で単純な私は、
「攻めてるなあ!」と思ってしまう。

専門の業者さんからしたら、どうなんでしょう?


いろんな木を見るのが好きな人間なので、
園芸業者さんたちには、
冒険心、遊び心、個性、を持って欲しいと思う。
安易な樹種選択はやめて欲しいなって。

でも、手間や費用が嵩んでしまったら死活問題なのかな?


その点、公共の建物は、
予算的に緩いのか、
面白い樹種が植えられている事が多いように思える。

市内某所のユーカリの仲間とか、
私もずっと名前を調べられずにいるのがあったり。

一応私は「小さな政府」の信奉者なので、
公共施設が増えるのは気に入らぬのだが、
木を見る楽しみを考えて受け入れることにしている。

宝塚市でいうと、
旧東洋ベアリングの工場跡に、
何やら公共のビルが建ちつつあるようだ。

どんな植木が導入されるのか、
そろそろチェックに行かんとな。