2007-02-25から1日間の記事一覧

落馬・落馬・落馬・落馬・・・(「草競馬流浪記」を読む26・三条)

第三コーナーに危険な箇所があって、 そこを改良したら、裏目に出て、滑るようになってしまったとか。 そんな時に訪れた瞳先生は、落馬の嵐を目の当たりにされて怒る。 「おい、都鳥君。『フォーカス』のカメラマンを呼んでこないか」 「三コーナーでカメラ…

人妻が肉眼でアナウンス(「草競馬流浪記」を読む25・中津)

中津は、町も競馬場も、気に入らなかったようで・・・ でも、端々に面白いエピソードが散りばめられています。 ●ずっと昔、写真判定のなかった頃、 審判員が馬券を買うという事件があった。 (すげー!) ●「選挙の多い年は、競馬は駄目です」 競馬の好きな…

瞳氏本を買い占める男あり(「草競馬流浪記」を読む24・金沢)

この本の中で、一番面白いのがこの金沢の章。 山口瞳に詳しい人なら、 「倫敦屋」という酒場と、その大将が記憶にあるはず。 彼が万馬券を外したり、当てたり、大活躍。 買っているはずの万馬券を何故だか買っておらず、 そのうちに、倫敦屋、両掌で顔を覆っ…