火無き世へ火を見るよりも明らかに

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川柳「火無き世へ 火を見るよりも 明らかに」





十日ほど前、自分用スキャナーを購入しました。

以来、過去の切り抜きなどをPDF化しているのですが、
ダンボールの中からこんな物が出て来ました。

何故、古い木炭価格表など持っているのかは、
説明すると長いので省略。




ふむふむ。

昭和24年(1949年)だから57年前、
一番値の張る備長炭の上物15キロが354円。
高いんだか、安いんだか、よう分かりませんな。

一方、一番安い粉は120円だから、備長炭の三分の一。
これでタドンなどを作って、庶民の暖になったのでしょう。
サザエさんの初期の作品世界が思い出されます。

120エンと言えば、今なら缶飲料の値段。
そういや、缶コーヒーで暖を取っている人もいますね。




最近は、調理もIHという家庭が増えてます。
タバコを吸う人が周囲にいない限り、
火というものを見ずに育つ子供もいるんでしょう。
そう考えると、57年前ってのは、太古の昔なのかも。

「火を見るよりも明らか」という表現は死語ですかね。