文酒馬は微妙なバランスで良し悪しが決まるというお話

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外れのない作家さんってありますね。

私にとって、ロシア語通訳・故米原万里さんはその一人で、
全ての著作に目を通したわけではないけど、
どのエッセイも気持ちのよく読書できました。
知識とユーモア感覚の絶妙なバランスは、まさに達人。


本書には、「ウォトカをめぐる二つの謎」という章があります。

ウォトカはメンデレーエフ博士が試行錯誤の末に、
アルコール四〇度で抜群に美味しくなると発見したのだそうです。
三十九度でも、四十一度でも、ダメなのだとか。
水との微妙なバランスなんですね。


さて、ウォトカというと、競馬好きの私の場合、
桜花賞で断然人気ながら敗れたウオッカを連想します。

思い起こすと、彼女の今年の三走で、
余裕残しの馬体だった初戦が、最高の内容で(相手も弱かったが)、
馬体を二キロずつ絞ったら、内容もちょっとずつ悪くなったような。
お酒のアルコール度数同様に、
微妙な馬体バランスの変化が、響いたのでしょうか。
今後のスタッフの試行錯誤に注目です。


最後に、本ブログの事。

バランスよい記事内容を心掛けていますが、
どうも強引に競馬ネタに持って行き過ぎますね。
今回も、米原万里から、桜花賞に繋げる必要はないんだよなあ。
でも、どうしてもそっちに偏ってしまう自分を止められない。

自然派ギャンブラー川柳人」を目指しているけど、バランスが難しいや。
試行錯誤が当分続きそうです。