寝ころんでマニフェスト読む暑い事

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◎川柳「寝ころんで マニフェスト読む 暑い事」





江戸後期の「柳多留」から、夏の古川柳をご紹介。

◎寝ころんで 論語を見ている 暑い事

  これ、笑っちゃいました。
  庶民が儒教をどう捉えていたか、伝わってきます。
  ◎園橋作「寝ころんで マニフェスト読む 暑い事」



◎ふんどしを ぜひなくしめる 暑い事

  素っ裸でいたのに、来客。



◎まっすぐな 柳見て居る 暑い事

  無風なり。
  ◎園橋作「室外機 柳の枝を 揺らしてる」



◎夫とは 向きをちがへて 昼寝する

  これを作ったのは男性のはず。
  でも「妻とは」では川柳的でない。
   


◎団扇では にくらしい程 たたかれず

  娘さんが、からかわれています。
  ◎園橋作「かんざしで 憎らしい人 思う涼」
   


◎女郎衆は さぞと大汗 かいて縫い

  縫うのも暑いけど、
  これを着る女郎さんはもっと暑い。
   
  ◎園橋作「読む人は さぞうんざりと 暑気川柳」
  暑さ川柳は、作るより読む方が暑い(?)