新年や名刺に出来る句を詠むぞ

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◎川柳「新年や 名刺に出来る 句を詠むぞ」(甲山百景24)





明けましておめでとうございます

写真は、兵庫県西宮市湯元町あたりからの甲山。



晦日に、毎年恒例、PCのバックアップをしました。

その際に確認したのですが、
私が川柳を作り始めたのは、2001年です。
当時は競馬川柳ばかりで、あるラジオ番組に投稿してました。

自分に納得できたのは翌年です。


  ◎「四時を過ぎ だんだん無口に なる私」


一言も競馬に触れていませんが、競馬川柳なんですよ。
これが出来たとき、妙な脳内物質が分泌され、
以来、五七五世界に病み付きになってしまいました。

他にも、


  ◎「仮柵を 置けないものか 進むハゲ」

  ◎「弟は 兄と違って 穴(アナ)好み」
    (幸四郎とアヤパンが話題になったとき)

  ◎「わびしさや 馬が伸びずに 麺がのび」

  ◎「合コンも パドック目線で 嫌われる」

  ◎「金杯を 取ったと聞いて 孫が来る」


など、いろいろと競馬川柳を作りましたが、
自分の名刺的な作品は「四時を過ぎ」だと思ってます。



さて最近は、
競馬以外の川柳や俳句、短歌もどきを、たくさん作っています。

改めて振り返って、
中で、一番自分らしい作品はどれかと言うと・・・


  ◎「応仁の 古戦の跡地 猫の恋

  ◎「ブラジャーと 尺取虫は 寄せて上げ」

  ◎「蝉の尿 検査をしたら 死期近し」

  ◎「刺す他に 趣味も持てよと 蚊を諭す」

  ◎「いま僕が 吐き出す息よ 雲になれ」

  ◎「墓石に ノックをしたら 『入ってます』」

  ◎「寝違えて キスの出来ない 初デート」

  ◎「猫探す ビラが町越え 年を越え」


う~ん、悩ましい。一つに絞れない。
思い出せないのもあるしなあ。

でも、「どんな川柳(俳句)を作ってるんですか?」と、
素朴な質問をぶつけられて、
「はい、これです」と出せる作品があれば便利ですよね。

松尾芭蕉なんかは、どうしていたのだろう?

ま、私の場合、「これから作ります」とすべきかな。

偉大な先人たちは、
富士山のような見事な代表作を持っているのだろうけど、
わたくし園橋は、甲山のような作品を目指しますぞ!