競馬場はお金おいてけ掘である

◎川柳「競馬場は お金おいてけ 掘である」





自分の原点。

私は、川柳を作るようになったきっかけは、
子供のころに楽しんだ落語の本にあると書いています。
落語には、特に枕の部分に、川柳がよく出てきますからね。

それに嘘偽りは無いのだけれど、
落語を好きになる下地を作ったのはまた別にある。
原点の原点というわけ。

その一つが、アニメの「まんが日本昔ばなし」。
http://jp.youtube.com/watch?v=gu4p8vjvKOM

まあこの番組について、私があれこれ語る必要はないだろう。
これで日本の民話的世界に慣れ親しんだ人は多かったようですし。

印象的な絵や語りは今でも心の深い部分にこびり付いています。
市原悦子常田富士男の語りは絶品でした。
特に強烈に覚えているのは、「おいてけ掘」のノッペラボー。怖かった!
http://jp.youtube.com/watch?v=R8DR4F1zAoI



ところで、ごく最近知ったのだが、
この「まんが日本昔ばなし」の監修をしていたのが、
騒動になったおふくろさん作詞家の故・川内康範
知らなかったのは恥なのかなあ。

あの騒動が話題になったとき、初めて川内康範という名を知ったのだが、
ヘンなおっさんやなという印象しかなかった。

「おふくろさん」という曲にも親しみはなかったし、
月光仮面」の生みの親と言われても私の世代は縁遠い。

それが「日本昔ばなし」を作った人と知ると、
一気に親しみが湧いてきましたです。
ある意味「恩人」ではないか。


 「こらっ! 森進一! 川内康範大先生に無礼はならぬぞぃ」


と、突然、アンチ森進一になりかけていたのですが、
どうやら騒動終結のようですな。

野球の乱闘騒ぎに、
遅れて出て行って振り上げた拳の処理に困る選手の気分。つまんない。



ちなみに、この番組を作ったのは大阪の毎日放送
関西文化の多様さの一つの現れなのでしょう。