図書館でメタボな司書を使う難

◎川柳「図書館で メタボな司書を 使う難」






あのですね、図書館によって異なるとは思うんですが、
読みたい本が開架ではなく書庫にある場合、
職員にお願いしなければなりませんよね。

そんな時、
若くて可愛くて身軽そうな女性と、メタボなおっさんが、
受付に座っていたとします。

どっちに頼むのが正解だと思います?

いつもは女のコの方にお願いしていたのですが、
一度メタボの方に頼んだら、小さくため息をつきやがった。

こんちくしょう。
医学的な見地からも、貴様を歩かせるのが市民の義務だ。
走って行って来い!
その間、あたしゃ女のコの方の顔を見てるんだから。

そう思ってたんですけどねえ、なかなか戻ってこないんですよねえ。
まさか書庫の本棚の横幅に入っていけないのかなあ。
ようやく帰って来た時には、階段の上り下りで息が切れたらしく、
軽くぜいぜいされておる。

う~む、悪かったよ、おっさん。
もう二度と君は使わん。
身軽に「少々お待ちください」と走りだすコの方が気持ちいいもんな。

と、反省したのが、もう数か月か前の事なのです。
いや一年くらい経っているのかも。

あれ以来、見かけんな、あのメタボ氏。
どうしたんだろう?
もしや、私が動かしたせいで・・・