クマの背に塗ってみたいなハチミツを

◎川柳「クマの背に 塗ってみたいな ハチミツを」



クマの背中に、大好物のハチミツを塗ったら、どうなるの?

もちろん、自分の手は届かないし、口も届かない。
何とも狂おしく、イライラすることだろう。

仲の良い友達グマとか、
愛する異性とか、自分の子グマとか、
そんなのに舐めさせてあげるのか?

しかし、クマって、群れを作る訳でないから、
母子以外は、だいたい一匹で行動しているようだ。
それに、(勝手な思い込みだけど)独善的な性格に思える。
やはりどうしても、自分で舐めたいと欲するのではなかろうか。

とすると、大きな石や、木の幹に背をこすりつけ、
そこを舐めるという知恵はあるのだろうか?

でも、その方法で、全てを舐めきる事は出来ない。
まだカピカピになった蜜が残っている。
何とかして、自分の口に入れたい。

そんな時、雨が降ってきたら、どうしよう・・・