神戸電鉄粟生線で思う(兵庫散歩)

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恐らく全国的には全くニュースになってないと思うが、
神鉄粟生(あお)線に融資」との地方ニュースがあった。
これにより、廃線が噂されていた粟生線が、延命される。

この粟生線ですが、鉄道ファンならともかく、
近畿在住でも滅多に乗る人はいないでしょう。
神戸市と三木市・小野市を結ぶ、通勤・通学路線です。
結構長い路線だが、名のある観光地などはない。

私も、電車好きの親戚の子と一度乗ったきり。
のどかな播磨の田舎を淡々と進む電車で悪くなかったですよ。
源義経に思いをはせながらの約一時間でした。

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※図は、落合重信著「神戸の歴史」から。
1975年の本なので、説が変わっている可能性もあります、悪しからず。


平家物語のハイライトの一つである一の谷の合戦って、
実際の内容はよく分からぬらしい。

一応、源範頼が主力を率いて京都から西国街道で神戸へ向かい、
義経は京から篠山へ抜け、三草山で軽く戦い、
その後に兵を分けて、
僅か70騎を率い難路を辿り一の谷の裏山に出た、となっております。

この義経と70騎のルートが、粟生線とだぶるんです。
ルートそのものであるはずはないが、
交差しているのは間違いないのではなかろうか。
私は行ったこと無いけど、「義経腰かけ石」なんてのもある。

神戸電鉄粟生線は、経営が非常に苦しい。
義経が通った道」と宣伝しても、客は増えんかなあ?
どうせ真実は分からないのだから、言った者勝ちということにして。