兵庫船・古典落語ノート①(兵庫散歩)

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この散歩シリーズ、早く新開地について語りたいのだが、
どうにも難しいのでござりまする。
そこで、今回も脱線編で古典落語ノートです。

兵庫と落語でまず思いつくのが「兵庫船」でしょう。
タイトルそのままです。

いろんな演じ方があるようですが、
西の旅(金毘羅参りなど)を終えて兵庫から大阪まで船に乗ります。
その船上でまず楽しい掛け合いがあります。
そこから船がフカによって停まってしまい、
客の誰かを生け贄にしなくては、という噺です。

この船が出るのが「鍛冶屋町の浜」とされております。

だから、この薄汚い住所表示を見た時、私は無償に嬉しかった。
「何を撮っとるんじゃ?」との視線があったので、
写すのは恥ずかしかったですけど。

目を瞑り、耳を澄ませて車の騒音を忘れると、
かつての賑やかな話しのやり取りが聞こえてくるような気がしました。






追記:JJ2師匠からのコメント<2012/3/22(木) 午後 6:58>


上方落語にはうといので、おもしろく読ませていただきました。

話の中に出てくる土地に行くと、おもしろいものですね。