嫌な感じ二度と三度の間が長い

◎「嫌な感じ 二度と三度の 間が長い」



 バンコクにて

タイのバンコクにしばらくいた頃、
三日連続で私の乗る路線バスが接触事故を起こした事がある。
いずれもケガ人は無かったのが不幸中の幸い。

最初の二回の記憶はもう薄れているが、
三回目のははっきりと覚えている。
運転手が魅入られたかのように変なハンドルさばきをし、
フロントガラスが割れた。

「二度ある事は三度ある」

この言葉の恐ろしさを心の底から感じました。
私の負の連鎖に運転手が巻き込まれたかのような気がして。


 十二月某夜の出来事

繁華街を歩いていると、
「ドスッ」と低くて大きな音がして、人の叫び声が。

見ると、交差点で車とバイクの接触事故が起っていた。
バイクのフレームはかなりの破損。
でもバイクのお兄ちゃんは、何とか立って歩いたので安心しました。

しかしですね、私の背筋には寒い物が走った。
「今週、交通事故を見るのは二度目やんか!」
数日前に、自動車二台が大きくへこんでいるのを見たばかり。

ってことは、三度目もあるんか!?


 年を越しちゃえば

で、その夜以来の数日間は、落ちつかぬ気分でありました。

それから3週間ほど経って、年を越えたのだから、
三度目はないと考えておるのですが、良いのでしょうか?
いや、良いはずですよね。
無いと信じるから、こんな記事にしておるのですが。

実はですね、その二回の事故の直前に、
私はたくさんの交通事故を見ておるのです。
そう、免許の更新で。DVDで。

あれらをまとめて一回目と考えて、
繁華街のを三回目とカウントすることに・・・