白瀬川源流の道


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兵庫県宝塚市は、有難いことに低山に囲まれている。
散歩に適した山道も多い。

しかし、私が頻繁に歩く道は、限られている。

塩尾寺から六甲山縦走路、譲葉などから行者山、
清荒神から中山、は数え切れぬ程歩いた。
甲山周辺の道も頻度は高いが、これは西宮市。

一方、我ながら不思議なくらい、使わない道もある。
今回の白瀬川源流の道も、その一つ。

数年前の夏に、一度通っただけ。
嫌なことがあったんだっけ?
その辺の記憶もあいまい。

で、久々に歩いてみたのですが・・・

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結論。
やはり印象の薄い道でありました。

堰堤を幾つかよいしょと越え、
小川を何度も渡り、
石だらけの枯れた沢を歩くという退屈な冬の道。

「源流」と書くと、神秘的な秘境のイメージですが、
さすが六甲山系の源流は、荘厳さが欠けておるのです。
白神山地の○○川源流」ってのとは、大違いで。

存在感のある巨木・古木は見当たらず、
谷だから見晴らしのよい場所があるわけでもなく、
美しい滝があるわけでもなく。

季節によっては、美しい花が咲いてくれるのかな?
魚とか、両生類とか、虫とか、どうなんだろう?
初夏にはホタルが飛んでくれるかもしれないが、
夜、ロープに頼って堰堤を越えるのは嫌だしな。

今回、ヤマガラがちょろちょろして、心の潤いとなってくれました。
でもヤマガラじゃあな。

何かこの道ならではの魅力は無いのか・・・?
そう考えている内に、
譲葉からの道との合流点(上の写真)にたどり着いてしまいました。

歩き終えた時、
「またいつか来よう♪」とか、「もう二度と来るもんか」とか、
何かしら感想が沸き起こるものだが、
どうも白瀬川源流の道は、我が心を動かすものがない。

逆の意味で、何だか悔しいぞ。
こうなったら春にもう一度来て、改めて魅力を探してみよう。
意地だ。