さよなら、松喬さん



改めて、涙をこぼしてしまいました。

この一年ほど、私が最も頻繁に閲覧したブログが、

厳しい闘病生活と、噺家としての執念と、
これほど素晴らしい人間ドラマはないと思える、
見事なブログでありました。

6月から更新が途切れ、FBも沈黙するようになり、
公演欠席のニュースが流れるようになり、
そして先月末の悲しい訃報。

今日、改めて奥様による「最後のご挨拶」がありました。
実に立派な文章で感銘を覚え、泣いてしまいました。
本当に、終わっちゃったんですね。


最後に、病中で苦しげではありますが、
長い噺に新しく意欲の挑戦している音源へのリンクを貼っておきます。


同じ噺を(別舞台だと思いますが)、先日、ラジオで聴きました。
陳腐な感想ではありますが、
上方落語界として、この人は失っちゃいけなかった、
と未練たらしく思いました。

長い間、お疲れさまでした。
そして、素晴らしい落語を、どうもありがとうございました。