箱木千年家



さてクイズ。
現存する日本最古の民家はどこにあるか?

相当低い正答率になるだろうと思う。
私も少し前までは知らなかった。

答えは、神戸市にある「箱木千年家」だそうだ。

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歴史と風格を感じる、室町時代の豪族の住居。
現存する民家建造物の中では日本最古のもので、
国の重要文化財に指定されています。(後略)
http://www.feel-kobe.jp/sightseeing/spot/?sid=160


神戸の市バス・地下鉄一日乗車券を使い、
丹生山や帝釈山に登った後に、
衝原の箱木千年家へ行ってまいりました。

前回の記事で、神戸の一日乗車券は高いと書きましたが、
ここを見に行くにはとてもお得。
衝原に行くためのカードとしか思えん。

ただ、私が山を下りて、この千年家に着いた時、
一時間に一本のバス便まで20分しかなく、
中を見せてもらう時間は15分あるかないかでした。

数百年の時の流れを、十分ちょいで感じようだなんて・・・


料金は大人300円。

はっきり言って、
料金を取った分の「おもてなし」はありません。
「見たきゃ、見ろ」って感じ。

1970年代に移築されているし、
その際の調査で改築の状況も判明しているし、
この民家から何を感じたら良いのか、
私にはわかりませんでした。

ただ、こういう古民家を見て感じた記憶って、
意外に心の中で生命力があるような気がします。
自分の中のDNAと係わりがあるんかなあ。

この後、図書館で古民家の写真集を借りて眺めてます。
子供の頃、服部緑地公園の民家集落博物館に行った記憶も甦り、
もう一度行ってみようかなって考えたり。


ボランティアガイドさんが大勢いて、
いろいろ説明してくれる施設は有り難いのですが、
説明を聞いただけで満足し終わってしまう気がする。

不親切だからこそ、
忘れかけている知識や記憶を精一杯掘り起こし、
新たに本を読んだり、検索したりして、
何かしらの自己満足を得ようと後々まで勉強します。

ほんまオモロいわ。