歴史関連の軽い読書4冊






タイトルや表紙から、おふざけの本かと思ってたら、
非常にまともで得る事の多い読書になりました。

火起こし、土器作り、石器作り、木の実のクッキー作りなど、
著者らが試しに一度やってみたというレベルではなく、
何度か繰り返し試行錯誤した内容であるようで、
実のある中身になっている。

星四つ。☆☆☆☆





よくある江戸の食の紹介本でした。
歌舞伎役者の日記からという点は目新しく、
旅の要素が強く出ているのが特色かと。

星三つ。☆☆☆





両先生のファンである私としては、
お二人が対談するとこうなるだろうなとの予想通り。
どちらも柔軟ながら確固たる歴史観をお持ちで、
何より嗅覚やセンスが素晴らしい。

だから、中でも、
お二人の専門とはちょっと外れているはずの、
第一章での縄文時代への言及が、
私の個人的な興味もあって面白かった。
遺跡や遺物として残らない木の文化に対する洞察は、さすが。

あと、女性について、海について・・・それぞれ「さすが」。

星四つ。☆☆☆☆





うーん、第5章、6章の南の島についてなど、
伝えたい内容は素晴らしいんだけどな!
相変わらずの「熱さ」が詰まっているし。

でも、相手の無い対談を読んでいる感じ。
文章も不完全だったりする。

ただ、それも「あえて」なのだろう。
どんな形でも、「言い(書き)残す」事に価値がある。
それだけ偉大な研究者であり文化人なのだ。

星三つ。☆☆☆