皇大神社のムクノキ



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宝塚市の小浜にあるムクノキ。

この神社には
市指定の保護樹となっているムクノキが7本あり、
その一本であります。

こんなに曲がっちゃって、
大丈夫なんかいなと思う一方、
曲がっているから人間によって支え易くなっていて、
より長生きできるんじゃないか、とも思える。

どっちなんだろう?


普通、木というのは、
幹、枝、葉などの地上部の重さを、
地下の根が支えています。

古木になり、地上部が大きくなりすぎると、
地下部が支えきれなくなって、
樹勢が衰えたりします。

屋久島のスギのように、
洞を作って、幹の重さを軽減できたら、
その分長生きする訳です。

樹高が高くなり過ぎて、
雷が落ち上部が焼けたり、
強風で高い部分が折れたりしても、
その方が軽くなって樹にとっては楽になる場合もある。


そう考えると、このムクノキの場合、
地下の根は随分楽をしているのかもしれない。

真っ直ぐに立つムクノキと、
この曲がったムクノキと、
どっちが長生きするのかという賭けがあったら、
「曲がった方が長生き」に一票を投じたい。

でも、どう考えても我が寿命中に結果は出ないだろうなあ。