ナラ枯れ2016(その3)
昨年に引き続いてコナラの枯死が目立つという記事
アラカシにも被害が出ているという記事
という二つの記事を今年書きました。
昨年の記事は、こちら。
10月中旬、
市内某所の尾根に近い山道を歩いていると、
それほど風もないのに、
大きな葉や枝が落ちる音が。
見ると、一面に常緑広葉樹の葉が落ちていました。
どうやらアカガシの大木が枯れているよう。
幹を見ると・・・やられてました!
落葉のコナラは別にして、
常緑のカシで枯死しているのを見たのは初めてでした。
ちなみに、高さがあるので、
気付いてないだけかも知れませんが、
アカガシはそれほど数多い木ではないです。
また、別の山系ですが、
ついにウラジロガシの樹の幹にも、穴が!
やっぱり、ウラジロガシにも広がっちゃってました。
こちらは枯死はしてなかったです。
市内、塩尾寺の周辺には、純林に近い状態で、
ウラジロガシの林が広がっています。
ここが被害を受けたら、
どんな状況になってしまうのか、正直不安です。
でも、程度は分からないけど、
間違いなく、被害は出るでしょう。
見守るしか出来ませんが、どうなりますやら。
ところで、
枯死したアカガシを見て思ったのですが、
落葉のコナラの場合、
枯死したら遠目で樹冠の色が夏に変わるので、
簡単に判別できます。
ただ、元々、色の濃い常緑樹の場合、
濃い緑がくすんだ茶色に変わる程度の変化なので、
遠目では分かりにくいなあって思います。
下から見上げても、よくは分かりません。
「見守る」と書いちゃいましたが、
さてどうやって見守れば良いのやら。
最後に、スズメバチについて。
先日、ナラ枯れのせいで、
樹液を出しているコナラの樹は多いのに、
そこにスズメバチが来ていない、と書きました。
が、その後、スズメバチのたまり場となっている、
コナラの大木を何カ所かで見つけました。
気付くのに遅れるケースも2度ほどあって、
かなり怖かったです。
ただ、やはり、
同じように樹液を出しているのに、
ハチだらけの木と、
ハチの来てない木がありますね。
その差は何なのだろう?
単に、巣からの距離なんですかねえ?