小原嘉明「進化を飛躍させる新しい主役」







モンシロチョウのオスは、
どうやってメスを見分けるのか、
という話題から始まる。


紫外線うんぬんとの、
どこかで聞いたことのある内容である。


「ジュニア新書」だから、
「ふんふん、そうそう」と軽い気持ちで読み進めた。


すると・・・最後の方は、大興奮の面白さであった。
こんなの「ジュニア新書」で、いいのか?
子供向きじゃないよ、これ。


その最後に出てくる「パイオニア雄」仮説は、
進化について、また種について、
これまでの常識を覆すもの。
相当重要な提案である。


残念ながら、素人の私には、
この仮説に同意する知識量はないし、
もちろん批判も反論もできない。

他の多くの生物学者のご意見を知りたいのだが、
学会全体での議論はどうなっているのだろう?

その辺りの検証がなされていないので、
何だかソワソワと落ち着かぬ読後となっています。

今確かめたら、
昨年暮れに別の新書版を書かれていますね!
読むぞ!!