アブラゼミなど




土曜日だったか、日曜日だったか、
夕方、宝塚のスポーツセンター近くを通っていると、
「ジリジリジリジリ」とアブラゼミの鳴き声がした。

町中では、今年の初確認です。
(近所の山中では、もうちょっと前に聞いた)


鳴き声を聞いて、
「そう言えば」と思い出したのだが、
地域によってこのアブラゼミは減少しているそうだ。
特に都市部で。

詳しくは、
Wikipediaなどをご参照ください。

昨年、この記事を読んでから、
何となくアブラゼミの声を探したのだが、
確かに宝塚や西宮市内でも、
あまり多くないような気がした。

もちろんゼロではないけど、
クマゼミニイニイゼミと比べると、
明らかに少ない。

ぼんやりとした記憶でしかないが、
過去と比べても減ったと思う。


で、スポーツセンターのアブラゼミだが、
ちゃんと探して写真を撮りたいとは思ったものの、
どうやら市民プール横の木に停まっているようだ。

子供たちがたくさん水着で泳ぐ近くで、
カメラを出したり妙なことをやったら
不審者扱いされるのは間違いなかろう。

セミの音を耳で追うだけで、そそくさと帰宅しました。


「当たり前のように存在する自然を、
普通に見ておきたい」と昨日の記事で書きました。

(日本全体では減ってないらしいが)アブラゼミなんて、
以前は当たり前すぎる、どちらかというと迷惑な存在で、
「普通に見ておく」なんて感覚はありませんでした。

網戸を開けたら、
死にかけが入り込んできて暴れて、
エライ迷惑をした事も。

それが「減った」という情報を得て、
ようやく意識的に耳を傾け始めたところであります。

本来は、こういう自然の変化を、
自分の力で、真っ先に気付きたい。
極端に言ってしまえば、
センサーのような存在になりたい。

そのためにも、
もっと勉強・訓練しないとなって思ってます。


そりゃあ、何が原因か、
までを言い当てる人間にもなりたいけど、
それはまた別の努力が必要になりますから、
なかなか難しいんです。

「温暖化が原因だ」「農薬だ」「大気汚染だ」などと、
一つ覚えで安易に分かった振りをするのは簡単ですけど。