アメリカコナギ



私の自然観察の、基本は山歩き。

ただ歩くだけよりも、
そこの花や虫などについて、
知っていた方がより面白いという動機です。

そこから派生して、
町中の雑草が気になったり、
河原のトンボを眺めたりしている。

そこから更に派生して、
最近は田んぼの生き物が気になりだしており、


なんて本も借りてきて楽しんでいます。 

ただ、田んぼの自然観察で問題なのは、
気になる植物や昆虫を見かけたとしても、
ずかずかと中に入る訳にはいかないこと。

あぜ道までは入っていいのかなとも思うが、
私有地だろうし、迷う所であります。

子供の頃なら、自由にあぜ道を歩いたり、
秋から冬には刈り跡で遊んだりしてたんだけどな。

だから、田んぼの植物の基本中の基本である、
コナギの写真すらもまだ撮れずにおります。

あの小さな紫の花、
やはり一度は撮っておきたいのだけど・・・


そんな中、市内某所にて、
田んぼの内ではなく、横の溝の中にコナギらしいのがあり、
そこなら身を乗り出して写しても問題ないので、
花が咲くのを楽しみにしておりました。

ところが・・・

イメージ 1


ん?

花が白い!?
形も違う!?

帰宅して上記の図鑑を見たが、載ってない。

でもまあコナギの仲間だろうと検索すると、
アメリカコナギ」という帰化種に行き当りました。


それが我が兵庫県までやって来てたんですねえ。

タネは小さいそうだし、
水鳥の足にでもくっついて来たのでしょうか?

それとも、高速道路のインターに近い田んぼだし、
タイヤにでもひっついてきたのか?

野原や道端に生える帰化植物とは、
分布を広げる方法が異なっているだろうし、
そう言う意味でも田んぼの雑草は面白いように思います。

ま、農家の方にとっては、
「面白い」なんて言ってられないでしょうけど。