主なしとて春を忘るな


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特に北日本は冷え込んでいるようですが、
こちらでは梅が咲き始めております。
写真は近所の白梅。

大学生の頃、
近畿北部のけっこう山深い場所を歩いていた時、
「梅の木がある」
と先輩が指をさした。

梅の木があるということは、
そこに昔人が住んでいたのだろう。

よくもまあ、こんな場所に・・・

梅を植えるってことは、
一時的な作業小屋とかではないだろう。

梅の木以外に、
人が住んでいた痕跡は見当たらなかったし、
いつの時代なのか、
どんな人たちだったのか、
想像も出来ませんでした。

しばし呆然としてしまった記憶があります。

この様に、人がいなくなり、
建物が無くなっても、
木が残って、
その場所の歴史を教えてくれる場合があるんです。

あの梅の木、まだありますかね?
もう少ししたら、咲きますかね?


さて、話変わって、
宝塚市内の山なのですが、
ちょっと前にこれまで入ったことのない谷筋を歩くと、
茶の木があった。
かなりたくさんの株が。

周囲を見渡すと、ヤダケの藪もあった。

チャノキもヤダケも、
庭に植えられるイメージが強いし、
ここも昔は人が住んでいたのかなあ?

ちなみに、チャノキは帰化植物と考えるのが普通。
ヤダケは日本原産ながら、植栽で広まった。

まあ、人里離れた山という訳ではなく、
10分歩けばお寺がある。
現代なら、40分も歩けば阪急の駅やスーパーだ。

お寺の関係者の庵があったと考えるのが普通かな?
ヤダケで竹細工を作ってたんかな?

正直なところ、
怖がりの私からすると、
鉄砲水が来たら終わりだろうから、
住むなんてトンデモナイという場所。

そういう意味で、
よくもまあ・・・って思いました。

また今日行ってみようと思ってますけどね。