大文字山だより

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よくお世話になっている方々には、毎度毎度の写真です。

このところ暑かったのと、
ちょっと膝に違和感があったので休んでいたけど、
昨夕、また大文字山に行ってきました。

大文字山といえば、来週水曜日16日が送り火

登ってみると、徐々に準備が進んでいて、
歩く道なども整備されていました。

でも火床の草刈はまだ行われてませんでした。
週末にでもやるんですかね。

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今はこのような状態ですが、16日までにはすっきりします。
でないと危なかったり、よく見えなかったりしますから。

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で、ぼうぼうと草が生えている中、鬼百合が咲いています。
この花も一緒に刈られてしまうので、最後の花というわけです。

綺麗な花が刈られてしまうのは残念な気がするけれど、
じつは毎年一度、必ず刈られてしまうからこそ、
百合の花は、ここに咲くことが出来るのです。

草刈がなかったら、まずササ原になって、
そのうち松林にでもなって、
それからシイとかカシの林へと変わって行く事でしょう。

そう、人間が死に絶えたら、ここは鬱蒼とした森に帰るのです。

人間がせっせと草刈をするからこそ、高い樹が生えてくることがなく、
刈られてしまう百合が残れるんですね。

百合は、球根がしっかりしているから、また来年、生えてきます。

そんな刈られた花たちに向けての送り火でもあると思うと、
ちょっと違った情緒が湧いてくるはず。

そんなことを考えながら、ゆっくりと降りていくと、
これまたこのブログではお馴染みのマドボタルの光を、
ぽつり、ぽつりと拝むことが出来ました。

この光は、これからまだまだ増えていくと思います。