大の字がゴシック体の京残暑

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川柳「大の字が ゴシック体の 京残暑」





京都は、8月16日の五山送り火から、十日ほど経ちました。
今、市中からの大文字山は、上のように見えています。

ちょっと前の写真ですが、5月にはこんな感じでした。

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違いは、「大」の字がくっきり見えるようになったことです。
太字・ゴシック体で書いたようになってるでしょ。
「試験に出まっせ!」てな感じもしますね。

こうなったのは、前にも書いたように、
火床の階段の周囲を、送り火前に草刈したことが理由の一つ。

もう一つ、護摩木を炊いた熱で、周囲の草木が枯れてしまったんです。

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今の火床の階段は、こんな感じですわ。
草刈だけで、こんなに茶色くなるはずはないですもんね。

送り火の熱さにより、赤松の幼木はこんなになってしまいました。

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そう、火に近い側半分が、枯れてしまったんです。
木だって、大変ですね。

松といえば、確か葉っぱをカツオのたたきを作るのに使うはず。
でもここでは、松の木自体がたたきになってしまったようですねえ。
包丁、いやナタかなんかで、叩いてあげましょか。

たたきと同様、木の中身は生でジューシーなままだと思うので、
来年までにこの傷を癒して欲しいもんですわ。




夏休みも終わりに近づき、
真っ黒に日焼けした子供たちの姿を見るに付け、
奴らは人間のたたきなのではないかと思ってしまいます。