行くべきか悩む偉人の記念館

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川柳「行くべきか 悩む偉人の 記念館」





兵庫県宝塚市は、手塚治虫の出身地で、
手塚治虫記念館なる市立の施設があります。

でも、この様な偉大な人物の記念施設って、どう思われます?

と言うのも、私自身はあまり興味が無いんです。

例えば私は、司馬遼太郎開高健のファンです。
確か両氏とも記念館があったと思いますが、
お二人が表現したかったことは全てその著作に詰まっている、
だから彼らを偲びたかったら本を再読すれば良いのであり、
没後に周囲・関係者が作った施設に足を運ぶ必要は無い、
そう考えてしまうのです。

山口瞳池波正太郎藤沢周平なども大好きですが、
記念館があるかどうか、興味が無いので調べてもおりません。

意固地すぎますかね?


手塚治虫に関して、私はまだファンとは言えないですが、
図書館やマンガ喫茶で、気が向いたら手にしているので、
膨大な作品の半分近くは読んだはずです。

批評したい点など多々ありますが、それは別の機会にするとして、
基本的には強い好感と尊敬を覚える人であり、
読むほどに興味が深まるのを感じます。

でも、すぐ近所ながら、記念館に行く気はしない。
入館料に500円を払うくらいなら、
古本で、彼の作品を買う方がいいと思うので。

マンガ家で言うと、水木しげる氏や、やなせたかし氏のように、
本人が関わって作られている施設なら、
行く価値は十分にあると思うんですけど。


実のところ、こういった記念館について、私は食わず嫌いです。

もしかして大きな人生の損をしている?
いや、行くべきでないという直観は正しい?

手塚治虫記念館の近くを通るたびに、悩んでしまいます。