和田岬線
雷雨のせいで
中途半端に時間が余ってしまった日の夕方、
和田岬線に乗って来ました。
数年前、親戚の子が電車好きだった頃、
つきあって近畿圏内の
いろんな鉄道に乗りました。
以来、ただ鉄道だけ乗る行為は
していませんでしたが、
私の中に小さな鉄ちゃんの灯が
残っていたようです。
これに乗れば、
兵庫県内のJR線は完全乗車だし、
変則的な運行時刻にも
ピッタリの時間だったし、
小さな小さな旅気分として。
ちょうど夏休みの初日とあって、
鉄道好きと見える子供や大人も
複数見かけました。
特に魅力的な景色のある
路線ではありませんが、
昼間には
一本も走っていないという不便さが、
小さな挑戦心をくすぐるのかなと思います。
ワタクシ個人的には、
車内のこれが懐かしかった。
エアコンと扇風機の併用でありまする。
空いていたこともあり、
カイテキでしたよ。
二十数年前の夏のこと。
青春18切符でぶらぶら
一日鉄道旅行をしたことがありました。
確か、岡山県内だったと思うのですが、
たまたまエアコン無しの
扇風機車輌に乗り合わせました。
私としては「懐かしいなあ。これも旅だな」
と勝手に思いつつ、
蒸し暑さをも楽しんだのですが、
乗りこんでくる地元の客の評判の悪いこと!
高校生の集団などは、
車内に入るなり、
「マジかよ! ついてない」
と大声で不平を言い暑がってました。
それが妙に印象的で、
車窓風景は忘れたけれど、
蒸し暑さを楽しんでいたのは
よそ者のエゴだなって感じたのを、
よく憶えております。
つまり、当時、ローカル線でも
非エアコン車輌は珍しかったのだろう。
今回、天井扇風機が回っているのを
超久々に見たのだけど、
あの時以来だったのかも知れません。
やはりいろんな場所に行って、
いろんな物を見るのは面白いと、
改めて感じ入った次第であります。