えがおよし

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せっかくだから出身地でもある兵庫県の勉強しようと思い、
「ひょうごの方言」なる本を借りてきました。
寝しなに焼酎をすすりながら読んでおります。

さっそくお気に入りの言葉を見つけました。


  ◎えがおよし

  (前略)いつもにこにこしている人のことで、
  たいていは女性のことを言っている。

  しかも、その笑顔にわざとらしさがなく、
  性格がそのままあらわれているような
  可愛らしさをそなえている人のことである。

  この言葉について、『日本方言大辞典』は、
  滋賀・兵庫と、「えごよし」という発音である宮崎の
  三県にあることを示している。


とっても気持ちよい言葉だとおもいません?

こういう言葉がある県で育ったことを、
誇りに感じるというのは大袈裟かな。でも正気やで。

ただ実際に私は口にしたことも、耳にしたこともありません。
死語なのだとしたら、何とももったいない。
なんとか復活させ、なおかつ全国に広めたい言葉です。

その際、女性に限定する必要はないと思うんです。
「あのジイさん、えがおよしやなあ」てのも、素敵じゃないですか。





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私が将来、兵庫県知事に立候補することがあったら、
この言葉を使いまくるでしょう。

まず「美しい国」に対抗し、「えがおよしの県」を標榜します。
神戸空港を改め「えがおよし空港」に。
えがおよしサミット」「えがおよし五輪」を招致しましょう。
神戸牛も「えがおよし牛」にし、
イカナゴのクギ煮も「イカナゴえがおよし煮」にしちゃおう。
市町村合併で「えがおよ市」を作りましょう。

などなど、何でもかんでも「えがおよし」を使いまっせ。





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冗談はさて置きまして、
昨日、本を紹介した植村直己兵庫県出身です。

彼を国民栄誉賞に相応しい大冒険家と呼ぶ人もあれば、
ケチを付ける人も多く、評価は別れます。
私も、その点はどう考えてよいのやら分かりません。

ただ、私がTV出演等を通して記憶しているのは、
彼が「えがおよし」だったことです。
常にニコニコしていた訳ではなかったですが、
ここぞという時は抜群のえがおよしでした。

冒険の意義云々ではなく、世界中で通用したあの笑顔だけで、
私は彼を肯定的に捉えたいと思うのです。





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赤ちゃんを一目で泣かせる悪相園橋も、
えがおよし」と呼んでもらえるようにならなアカン。
毎週馬券が当たれば、自然とそうなるはずなんだけどナ。