バン


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基本、私は写真には無頓着である。

夕方で曇りがちという条件で見つけたバン。
しかも、黒っぽく単色に近い鳥。

私レベルでは、まともに写すのは難しいのですが、
この一枚は、そこにいたという証拠写真として、
何とか使えそうです。

でもこれ、周囲の白いビニールゴミが、
反射板のように作用した結果、
ちょっとまともに写っただけのような・・・

そういう意味で、悲しい一枚でもありました。






雑記



この一月の、えべっさんの頃。

某SNSで、
アメリカの女子大生が生物学の野外実習か何かで、
南米の施設で長期合宿を始めたとの内容を見つけ、
何気なくフォローをした。

恥ずかしながら、
私は若い女性が書く英語って妙に好きなので、
時々、そういうフォローをさせてもらってます。
ま、性的嗜好みたいなもん(?)

容姿に惹かれたんじゃないよ。
顔はほぼ出してないしね。

さて、彼女は実習の中で、
こんな野鳥を見たとか、犬と一緒に滝まで行ったとか、
解剖に苦戦したとか、
有意義な日々を積極的に投稿し続けていったのだけど・・・

どうも読んでいるのは世界で私一人なのである。

「いいね」を押すのは、いつも私だけ。
(フォロアー数は表示されぬSNSです)

家族や友人は、何をやってるんだ!?

一週間経ち、二週間経ち、状況は変わらず。


その辺りで、私の方が焦り始めた。

アメリカの女子大生の合宿生活を、
アジアの片隅のおっさんが唯一楽しんで読んでるってのは、
相当キモい状況である。

茨城県で、SNSで知り合ったおっさんに、
女子大生が殺害されたなんてニュースが飛び込んでくる。

もし万が一、いや億が一、
彼女が殺害されたら、
某国警察は私のところに来るんやろか?

・・・

そんな折、雨が降った。

川の水位も上がり、外出できなくなった。

その時間を使い、彼女は、
動画を集中的にアップし始めた。

今朝見ると・・・
おお!
「いいね」が七つ!

コメントも入ってる。
(私が英語でコメントを入れる事はほぼない)


すっごくホッとしました。
これで億が一何かあっても、
被疑者は7人いるって訳ですから。







本日は、久々のしっかりした降雨。

さて、本ブログでたびたび紹介している小さな池。
先の日曜日の時点で、水量はかなり少なくなってました。


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昨年12月に、こんな記事を書いてます。
https://blogs.yahoo.co.jp/ichiyasu_ichiyasu/64357259.html

9月の豪雨後は水量がたっぷりあったのが、
10~11月の少雨でほぼ干上がってしまい、
12月の降雨で少し回復した、という内容。

この記事では、「春まで大丈夫かな」って書いてますが、
1月はほとんど雨が降りませんでしたからねえ。

今日の雨、それからまた日曜日に雨マークがあるし、
何とか回復してくれるかなって期待してます。

昨年3月中旬には、
ニホンヒキガエル(たぶん)の卵が見られました。

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2018年3月


今年も見たいです。

自然界の生きとし生けるものたちへ、優しい雨を!




心なき身にもあはれは知られけり



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イソシギ君です。
近所の武庫川にて。

自然観察をする楽しみの一つは、
過去の人と繋がった気分になれることである。

西行の有名な歌の鴫は、
イソシギだと考えられているそうだ。


心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ

検索すると、こんな解釈が出てきました。
http://manapedia.jp/text/1759
無断転載で申し訳ない!
他の解釈もあるようですけど、これを参考にします。

出家して人の感情を捨てたにもかかわらず、
鴫が飛び立つ沢をみていたら、
なんとも言えない感動が心にわいてきた


まず、場所ですが、淡水の川。
イソシギがいるのだから、
石がゴロゴロしているような沢。

これは想像ですが、
きっと氾濫原で、家を建てるような場所ではなく、
周囲にも人家はないのではないか?

秋の夕暮れ、もうすぐ夜という時間帯、
西行さんは何をしているのだろう?

宿泊地へ急いでいるのか、
それとも野宿の場を探しているのか。


さて、イソシギについて。

大きな鳥をイメージしている人がいるかもしれないけど、
イソシギは小さい。
スズメよりは大きいが、ムクドリよりも小さい。

基本、私が武庫川で見かけるイソシギは、
単独でチョロチョロとしているが、
Wikipediaには
「渡りの際には小規模な群れを形成する」とあるので、
この歌の情景が一匹なのか群れなのか、分からない。

でも、大群でないのは、確か。

また少なくとも私は高く飛ぶ姿は見たことない。
水面から1m程度を飛ぶことが多いように思う。

もちろん、見逃しているだけなのだろうが、
秋の夕暮れに長距離移動を始めるとは思えないし、
「鴫立つ」と言っても低空飛行だろう。

 小さい鳥
 単独もしくは小さな群れ
 たぶん低空飛行

この三つを考え合わせると、
西行は鴫が飛び立つのを遠くから見たのではなく、
近くで見たという結論が出る。

では、夕暮れ時、何故イソシギは飛び立ったのか?

西行に驚いたんでしょうねえ。

普通に考えれば、そうだ。

西行が歩いて近付いたから、
もしかしたら舟で近づいたから、
鴫は逃げたのである。

西行の人柄を私は知らない。

でももし、私だったら、
「ゴメン! お休みのところを驚かせて!!」
となる状況です。

となると、西行の感じた「あはれ」は何だったのだろう?

秋の夕暮れ、一夜を過ごす場所へ急ぐ西行は、
すでに安息の場を決めていた鴫の邪魔をしてしまった。

「うらやましい」だったのだろうか?

自分にも安息を求める心がふと湧いてしまって、
微苦笑したのかなあって、
私は思ってしまったんだが、どうなのだろう?


以上、私の勝手な感想でした。

西行の心の中を知るためには、
もっとイソシギについても知らなきゃなと、
思う武庫川での私であります。

護岸工事され、ゴミの多い川を見て、
平安から鎌倉の本当の川の情景を想像するのは難しいけど、
とても楽しい作業でもあるんですよ。



馬鹿らしい悩みと共に過去はあり



昨今、キャッシュレス時代と喧しい。


何故だか自分が(例えば)東京にいて、
関西に帰らねばならぬのだけど、
財布にお金がない、
という悪夢をかつてはよく見た。

キャッシュレス時代になると、
ああいう悪夢はどうなるんだろうと興味はあるが、
最近は、とんと夢を見ぬ。
もしくは、見てるんだろうが、全く覚えていない。

齢を重ねるというのは、つまらないものだ。


ところで、
お賽銭はキャッシュレスにならんのかなあ?

山歩きや自然観察で、
社寺に立ち寄る機会が多い。

その都度、5円とか10円を入れるのだが、
小銭がない場合もある。
素通りは申し訳ないが、100円を入れる気はない。

「ピっ」で済めば、こっちは楽なんだが・・・

5円の決済にかかるコストは、
5円以上になってしまうんでしょうか?


馬鹿らしい悩みと共に過去はあり



ウソ泣きを見下ろしているLED




Yahoo Blogとは別に、
特に海外の方が自然の写真を投稿しているサイトをよく見るのだが、
キノコ写真を中心にやっておられる方が、
「成人指定」を最近受けた様で、嘆いておられた。

AIはずいぶんと発達していると言われるが、
その程度なんだろうか?

スマホの顔認証なんて、
素人の私からすると大したものだと思うのである。

しかし、キノコとアレの区別がつかぬ存在に、
セキュリティを任せて良いのだろうか・・・

それとも、顔認証と検閲は、
全く異なるシステムってことですかねえ?


以前にもちょっと書いたが、
野山や町中で、美しい花を見たとする。

でも名前が分からない。

その花を写すと、アプリが、
「これはロウバイです」
とか答えてくれる時代が、
いつか来ないかなって思っている。

しかし現状、キノコがねえ・・・

花の名を知っているだけで、
少しばかり尊敬を受ける時代は、
今しばらく続くってのが、我が予想であります。

私もまだ頑張って覚えることにする。


ウソ泣きを見下ろしているLED