#短歌

幸福への長い道

漫画家の水木しげる氏が亡くなられたのは、 昨年11月30日でした。 そこからいろいろな追悼の番組やら記事やらがあり、 「水木サンの幸福論」という角川文庫の本を、 買おうと思ったのが12月の初旬。 本屋さんに立ち寄った際などに、 作られていた追悼…

先人に学び続けて気がつけば

◎「先人に 学び続けて 気がつけば 後輩からも 学ぶ歳なり」 またまたこの週末も、 フィールドの生物学シリーズをはじめ、 いろいろと自然系の読書を楽しみました。 「右利きのヘビ仮説」「湿地帯中毒」など。 それから、養蜂についても。 全体的な感想は、 …

我が拳何も出来ぬと思えるが

◎「我が拳 何も出来ぬと 思えるが その大きさは スズメより大」 ◎「冬になり 山には花が 無くなった せっかくだから 人が咲こうよ」 ◎「暖冬を どう楽しめば 良いのかと 木々に訊きたく また森に入る」 ◎「おっさんの 言葉も捨てた ものじゃない うさん臭くて…

四十代でっかい夢をまだ見てる

◎「四十代 でっかい夢を まだ見てる 落葉はきっと 札に変えれる」 紅葉が不順な我が近所の山々。 落葉も、ちょっと遅れているのかな? 写真は近所の雑木林。 黄葉はコナラだと思うけど、 近づいてないので分かりません。 ここには、ナラ枯れが来ない事を祈り…

つまらない大人にだけはなるまいと

◎「つまらない 大人にだけは なるまいと 今日も買います 無駄な馬券を」 ◎「脳中に 古い記憶の 箱がある 象が踏んでも 壊れないのが」 ◎「学校で トーテムポールが 朽ちている 教師も時代に 踊っていたのさ」 記事にした70年代小学生歳時記を読んで、 トー…

紅葉も馬券も冴えぬ秋だけど

◎「紅葉も 馬券も冴えぬ 秋だけど 猛暑よりマシ 厳冬よりマシ」 ◎「雨が降り 悩みの種が 発芽する これが麦なら ビールになるのに」 ◎「山道で 転びつ笑う ガキを見て 転ばぬ我の 歳を実感」 自分の目で見た範囲ですが、 なんか冴えませんね、今年の紅葉。 …

我が元にマイナンバーがやって来た

◎「我が元に マイナンバーが やって来た この数字にて 買うぞWIN5」 マイナンバーの通知がやって来ました。 数字を眺めていると、 馬券のヒントが隠されているような気がして仕方ない。 明日のWIN5をこの数字の組合せで選ぶか? ロト6を久しぶりに…

神様がくれたチャンスぞこの命

◎「神様が くれたチャンスぞ この命 来世の夢は 死後に見るべし」 ◎「相性の 悪かった靴 履きつぶし 歩き癖だけ 残し冬路へ」 ◎「木と共に 感情開放 風の山 僕の代わりに 叫べ枯れ葉よ」 ◎「柿食えば 淡き思い出 甦る 甘い顔あり 渋い顔あり」

側溝で覗く男を笑えない

◎「側溝で 覗く男を 笑えない 俺はなりたい 透明人間」 ◎「どれも良く 似てる架空の 投資話 著作権とか ないんやろか」 ◎「流行語 ノミネート見て 思うこと どれか馬名に なってほしいな」 「メジロハイテマスヨ」とか、「バクガイトウショウ」とか、 そんな…

残したいものが残らぬこの世間

◎「残したい ものが残らぬ この世間 消したいものは 消せぬ辛さよ」 とある昭和の作家の本を借りようと思ったら、 市立図書館になく、 「へえ!」と思ったのが先週でした。 代わりに借りて来た随筆集を見ると、 他人や自分の作品が将来残るかどうかを 推論さ…

ただ一人森に入るのは怖くない

◎「ただ一人 森に入るのは 怖くない 出るときちょっと 背が寒いだけ」 この夏、とある自然科学の本を読むと、 著者が森の中で遺体を発見してしまった、 との話題が載っていた。 事件性はなく、 痴呆で徘徊したご老人だったらしい。 以来、私は少し怯えており…

住宅の跡地にニラの花が咲く

◎「住宅の 跡地にニラの 花が咲く さぞや餃子の 好きな一家か」 某所住宅跡の空き地に、白い花が咲いてます。 ニラの花じゃないかなあ? ハナニラではなく、食べるニラ。 葉をちぎって匂ってみると、 微妙にニラ臭を感じます。 強い匂いでないので、同定に自…

花図鑑秋のページに癖がつき

◎「花図鑑 秋のページに 癖がつき あとは索引 のみぞ寂しき」 見かけた花を適当に写しておいて、 帰宅後に図鑑でチェックをするのですが、 だんだんと「秋」の章で見つかるのが増えて来ました。 「冬」の章はないから、「秋」で終わりです。 花という視点で…

ヤマイモの花が揺れてる坂道で

◎「ヤマイモの 花が揺れてる 坂道で 味の記憶が 登る気力に」 山道では、ヤマノイモの花が終わりかけで、 一部若い果実も見られる時期になりました。 写真は雄花らしいです。 山歩きの際、 ちょうど一息入れたくなる地点に咲いてくれてます。 ヤマノイモは古…

賽銭をケチって山の寺出れば

◎「賽銭を ケチって山の 寺出れば ヌスビトハギが 風に揺れてる」 昨日も、酷暑の中、近くの山を2時間ほど散歩。 自転車での往復を合わせて、3時間強の運動でした。 暑い暑いと文句ばかり言っていた先週までだが、 やっと身体が慣れてくれたようだ。 36…

言葉にはしにくい世界が森である

◎「言葉には しにくい世界が 森である 生物の名を 調べても調べても」 ◎「全身に 老廃物を ため込んで 歩く私に ブヨが集まる」 ◎「キビタキが 騒ぐ明るき 二次林で 良きカメラ無き 者は去るのみ」 ◎「山ガール ナース比率が 高いのか 注射話が 耳にちらほら…

週間の予報外れて天気良し満開ならずも愚痴は言うまい

◎「週間の 予報外れて 天気良し 満開ならずも 愚痴は言うまい」 数日前の週間予報を見て、 今年は桜を愛でるのは無理だと思ってました。 ところが、今日はまあまあの好天。 有り難し、とばかり宝塚市北部の 武田尾と大峰山に行ってきました。 満開で絶好の見…

競馬後に市の図書館に立ち寄って

◎「競馬後に 市の図書館に 立ち寄って 負け相当の 値の本を借り」 一万円を競馬ですったら、千円の本を10冊借りる。 そうやってウサを晴らすのである。 十万円すったら、一万円の本を10冊借りなきゃならぬ訳だが、 一万円相当の本なんてほとんど置いてな…

いつも赤相性悪い信号が

◎「いつも赤 相性悪い 信号が 暴風雨の日に 青で見直す」 大阪平野の北西端に位置する宝塚市も、風雨が強まって来ました。 ま、「暴風雨」ってのはオーバーですけどね。 台風からは、ずいぶん離れた距離にありますから。 しかし、これだけ離れて、この風雨な…

面影はいつもかばってくれた人

◎「面影は いつもかばって くれた人 ハナミズキ咲く 朝の坂道」 ハナミズキも咲き始めました。

人生は何と短いものだろう

◎「人生は 何と短い ものだろう 万は生きなきゃ クジは当たらん」 150歳までは生きるつもりなんだが、足らん。

楽しみは頭の中の花の地図

◎独楽吟「楽しみは 頭の中の 花の地図 今年はどうと 訪ね行く時」 コバノミツバツツジ、レンギョウ、ミモザ、サンシュユ、アセビ などなど昨日はいろんな花を見ることが出来ました。 しかし、一番、色が鮮やかだったのはこれかも。 何なのでしょう? 粘菌?

落ちたって痛くないよとふかふかの

◎短歌もどき「落ちたって 痛くないよと ふかふかの 落葉ベッドが 木の実待つころ」 しかし、きっと私が木の実だったら、 粘りに粘ってアスファルトの上に風で落ちちゃうんだろう。 そして自動車に踏んづけられる。

生きてても楽しいことはちょっとだけ

◎短歌もどき「生きてても 楽しいことは ちょっとだけ でもそのちょっとがね 面白いんやでえ」 何度か書いているが、我が枕元にはノートがあって、 夜、思い付いた事を書き留めている。 ちょっと前のこと、 翌日見直すと「日本三大」「突き指」の二単語が並ん…

楽しみは夏の山道ちとそれて

◎独楽吟「楽しみは 夏の山道 ちとそれて 湧きし清水で 顔洗うとき」 山の湧き水の冷たさって、感動モノです。 雪解け水でもないのに、何故これほど冷たいのか。 本当は、頭も洗っちゃいたい! ところで、昨年、こんな写真と記事を入れました。 http://blogs.…

知らぬ家のツバメのヒナを眺むれば

◎短歌もどき「知らぬ家の ツバメのヒナを 眺むれば コワイ顔した オヤジ帰宅す」 うはは。 ちとビックリしちゃいました。 「ヒナの写真、撮れました?」 と穏やかに声をかけて下さったので、助かりましたです。 上の「コワイ顔した」は嘘でっせえ。 ビックリ…

チャリティの歌を無料で聴き過ぎて

◎短歌もどき「チャリティの 歌を無料で 聴き過ぎて 申し訳なく 酒を買うのさ」 ときどき通り掛るお店に最近「福島物産コーナー」ができ、 あの猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」が、 エンドレスでかかっている。 http://www.youtube.com/wat…

我が辞書に反省点の項は無い

◎短歌もどき「我が辞書に 反省点の 項は無い 点ではなくて 面と広がる」 私には、反省すべき「点」など無い。 反省すべき「面」だったり、「空間」だったり、 いやいや「時空間」の四次元であったり、はある。 ま、全身反省、生涯反省と言う訳で、反省点は全…

被災地の春の日差しの様な句を

◎短歌「被災地の 春の日差しの 様な句を 詠めぬものかと 雲を見ている」 ◎川柳「まだ夢が 残っていると 知るが春」 ◎川柳「手の届く 範囲が僕の 全てなり」 ◎川柳「首の皮 実は分厚い 人もいる」 ちょっと川柳作りが苦しくなってきています。 似たものばかり…

チビッ子が募金してねと駅の前

◎短歌もどき「チビッ子が 募金してねと 駅の前 昨日入れたと 無視するは痛」 通り過ぎる時に、罪悪感を覚えるんです。